万年筆

万年筆の専門店を出ようとするときに、「万年筆見てみませんか」と呼びとめられた。万年筆で字を書くと青いインクが出た。 「すごい!おめでとうございます。万年筆があたりました」って言われた。 「万年筆ですか?あの、万年筆いらないので、他のもらえないですか、この洗濯バサミとか」 「いやそれはできません。そのかわりこれを」 と言われてボールペンをもらった。 これってどうも万年筆を渡して、契約させるための作戦のようだった。以前の私なら、この手の商法にすぐにひっかかったはずだけど、そういう目何度もあっているので、さすがに用心深くなっていたようだ。 その昔一等のカメラが当たって、万年筆を買ったら、当たったカメラは自分で組みたてる紙のカメラだったことがある。 超音波視力治療器の無料お試しモニターに選ばれて結局買わされてしまったこともある。 松田聖子の娘の名づけ親が作ったという幸運になれる実印も買ったこともある。願い事を唱えながら毎日半紙にその実印を押しつづけると必ず叶う。なんて言われたのをうのみにしてしまったのだ。もちろんかなわなかった。あああ。 まあこれはほんの一部。 それ以上は、あんましもう思い出したくない。 そういう苦い経験を詠んだ句↓ 「だまされた人は信じてくれた人」 まあそんな感じでだんだんと通常のリズムに戻りつつある。

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